これでも通信制高校のキャンパス責任者です

通信制高校で働きながら、通信制高校の課題や気づきなどをアップしています。時々、自分の趣味の読書やマラソン、筋トレ、事業に関することなども記載しています。

退職する職員が担任していたクラスが崩壊していた

全校生徒が180名、1クラスが3学年合わせて30名程度
このようなクラス運営だと担任の思想性がはっきりと生徒から見えてきます

年齢やキャリア、性格、能力、得意不得意など
担任を任せたその人材のパーソナルな部分だけではなく
仕事に対する意欲や熱意、信頼感など
その人の仕事に対する姿勢もはっきりと形になって現れます

年齢は関係ないですね
同じような年齢でも雰囲気のいいクラスはありました・・・
うちの学校で採用した職員が今年3月いっぱいで退職しますが
10月頃からボロがどんどん出てきて、今やクラス崩壊の状態です
そこまで気が付かずに放置していた私の責任ですが
気が付かずというより、問題を問題として受け止めていなかった
隠ぺいしている、解決しようとしない、生徒の声を聞き流してきた
生徒だけではなく、非常勤講師との関係も悪化しており
ここも手の付けようがない状態でした

そんな職員が面談を行っているので
ここから更に保護者からクレームが上がってきており
一刻も早く辞めて欲しいのですが3月末までの契約なので
有給消化をしつつも、最後までいるようです
既に退職を伝え、担任の変更を行い、私と同じ考えの責任者に
後任を任せて改革をはじめているのですが
改革に着手したあたりから、更に噴き出す問題達

退職の理由は公立高校の教員試験に受かったからで
学校としても試験を受けることは止めなかったのですが
そこは自分が勝ち取った権利とばかりに、
仕事中に試験の準備をするなど非常識な行動が後を絶ちません
注意しても不貞腐れた態度で無視する始末

これも責任者の努力不足と受け止めていますが
このような人が公立高校の先生になるのかと思うと
大変だろうな、困るだろうな、と思います
仕事に対する価値観は人それぞれですが
筆記試験で採用が決まる以上、制度を上手く利用したと考えるべきなんでしょうね
適材適所と考えれば、きっと公立高校があっているのだとも信じたいですが
この程度の管理能力も育成することができなかったことを考えると
赴任される現場や生徒の皆様にも申し訳ないという気持ちになります

私はこの学校の生徒と職員を引き受けることに全力を尽くします

 

死ぬこと以外かすり傷

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「仕事ができるやつ」になる最短の道

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就活サイトと出会い系サイト

職員採用にマイナビなどの就活サイトを使います
これは便利ですよね、WEB上で沢山の会社にエントリーして
その情報を見た会社から、そのサイト内でメッセージの交換を行い
顔も分からない状態で面接日を決めて、実際に初めてそこで会う
採用側はサイトに記載されている情報から判断して
会うべき人かどうかを判断する

これって、恋愛や婚活のマッチングサイトと同じ仕組みですよね
出会い系サイトは確かに犯罪の温床でもあり
殺人事件のきっかけにもなったなど、注意喚起がされています
長期休み前には生徒指導で必ず文言に入ってくるワードです

出会い系は相手の身元は不明な場合が多く、また隠す事も多い為
会う事へのリスクは格段に高まりますが
就活サイトは相手が個人ではなく法人であることや
利用するまでに色々と関門があるため、安易に活用することができない
そんな社会的インフラとなった就活サイトには絶対的な信頼があります

でも、顔も知らない人でも会う事に抵抗がなくなると
出会い系で会う事に対しても抵抗はなくなるだとうと思います
採用は見た目で判断されない、採用に対する公平性を担保するという意味でも
ネット上に顔を出さないなど規則やルールが徹底されていますので
就活サイトと出会い系サイトを一緒にしてしまうのは乱暴だと自覚はしています
自覚している事を前提に書かせていただくと
実際に面接で会ってみて感じるのですが、知らない人に会うことに対する
抵抗は格段に下がってきていると感じます
採用する側から見ての印象ですが、生徒を見ていても同じことを感じます

就活サイトで担当者と即ライン交換を行い
ライン上で面接のような質疑応答を行った上で、面接に出向く
一回も電話することなく、本当にその人がそこにいるのかを確認することもなく
WEB情報やラインの話を100%信頼している

就活も恋愛もWEBから始まるものとなった今は
インターネットに対する思想性も昇華してきていると感じました

 

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

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学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

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自己啓発としの筋トレは思想性の排除

自己啓発としての筋トレ
思想性と言っていいのだと思いますが
最近、その思想性がとってもキーワードになっていると感じます

 

筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方

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例えば、この自己啓発としての筋トレ
カッコイイ体、脱いでも恥ずかしくない体、もてたい、筋トレ好きなど
そんな単純な動機から、今では
自信を持ちたい、自分を変えたい、パフォーマンスをあげたいなど
意識高い方たちが、そのツールとして筋トレを行っている
筋トレに対する思想性が変わりましたね

 

超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由

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この新しい思想性は他にもあるように思います
私たちの高校も、この思想性の創造は説得力を持たせるキーワードになっていて
通信制高校は学力に不安のある生徒がいく所
これが、自分の時間を最大限に活用することができる学校とか
普通の学校では学ぶことのできないことのトライする事ができる学校など
通信制高校に対する価値≒思想性が変わりましたし、変えました

ハードルが上がったのか?下がったのか??
市民権を得たのは間違いないと思います

他にもユニクロがそうではないかと思います
服は被るのが恥ずかしい、ブランド以外はどこで買ったかバレると恥ずかしい
そんな先入観がを持っている時代が私にはありましたが
ユニクロは一つのブランドではありますが
被っていたも、ユニクロだと分かったとしても抵抗がなくなりました
ユニクロだから、GUだからで片付きます

 

ユニクロ9割で超速おしゃれ

ユニクロ9割で超速おしゃれ

 

 


アイドルも価値観が変わりましたね
日本酒も価値観を変える取組みが目につく商品です
ワークマンのように現場のプロが着るものが若い女性に注目されてきています
これも思想性の崩壊だとも思います
この思想性を排除し昇華させていくこと
ここにビジネスチャンスがあるし、この隙間にを言葉にすることが
その人の発信に説得力を持たせるポイントでもあると思います

思想性の排除とその後の昇華
もっと色々探してみたいと思います

本当は学校に行きたいくない、隠れ不登校の実態を読んで思ったこと

本当は学校に行きたいくない、隠れ不登校の実態
この記事が読売オンラインに掲載されていました
ヤフートピックスでも掲載されていましたので
見た方は多いと思いますが、4ページに渡っていたので
見たけど読んでいないという方が殆どかなと思います

headlines.yahoo.co.jp


隠れ不登校
私たちの学校に通う生徒の55%は不登校を経験しています
今、入学願書の受付期間ですが、成績が殆どついていない方ばかりです
中学校としてもこの生徒は通信制しかないと送り出しているし
本人も同じような学校という仕組みに所属するつもりはないと
意思表示がはっきりしています、自分の考えを持っている方もいます

不登校で成績が付かないから、勉強ができないは誤りで
不登校で成績がつかず、うちでも出席状況は不安定ですが
先日サービス接遇検定準1級に合格してきました
頭を使うフィールドが違うだけで、能力は高い生徒は間違いなくいます
ただ、中学校という学習システムでは、この能力を必要としていないので
力を発揮することもできず、またできない事を強要されるなら
その場から逃げるという選択肢は正しいのだと思います

同じ陸上競技でも、フィールド競技とトラック競技は違います
学校も同じように出来る出来ないはあって当たりまえで
今の先生世代は、できないなら努力して当然と言われていたと思います
私は今年47歳になりますが、できないなら努力すれと言われてきました
素直な性格なので、そうか努力すればいいのかと受入れて
出来るようになった事への達成感で生きてきました
それが成長なんだと無意識のうちに刷り込まれていたのだと思います

でも、今の生徒達を見ているとできないことに努力する事に抵抗を感じています
それはできない事を知られるとSNSで揶揄される
周りからできないと馬鹿になれる、自分の居場所がなくなる
そんな社会環境の中で、折り合いを付けていくには
通う場所の多様化が必要なんだと思います
今日はこの教室じゃなくてもいい、このクラスメイトに会わなくてもいい日がある
クラスという人間関係を強要されるのが当たり前になっています
確かに人間関係や集団生活を身に付けるには必要な時間であると思いますが
人間関係や集団生活は、クラス以外でも教えられるもの
クラスの人間関係に入れないことを否定する必要はありません

同じ科目でも教える先生によって全くその内容や伝わり方が違うように
受ける生徒にあった教えられ方も違います
生徒の多様性ばかりがクローズアップされる記事をよく目にしますが
教える側の多様性に振り回されている事も多いと感じます
うちの社会人2年目の国語の先生は、マニュアル通りにしか伝えることができず
この言葉の意味の含有量、奥行きまで話すことができません
抑揚もなく、淡々と進める授業を見ても、それが教育実習で高く評価されたそうです
言われたことをそつなくこなすのがいい教育のできる先生なのか?
金太郎あめを作る教育では適しているのかもしれませんが
その結果が今回の10人に1人は隠れ不登校という現実ではないでしょうか?

国語はできなくても、パーソナルカラリスト検定1級に挑戦する生徒がいます
色については講師に負けないくらいの知識を持ち始めています
前述の国語の先生なんかより、知識も説明も魅力的です
筆記試験だけで採用される公立の先生、この採用方法を変えないと
いい先生の価値観を変え、学ぶことへの多様化を率先して行っていかなければ
不登校問題に向き合うことは難しいのではないでしょうか?

私たち通信制高校はそれができる場所ですので、
不登校という言葉をなくすモデルケースを作っていく覚悟です

 

いま、暗闇でふるえているきみへ

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ヤンキー先生の子供がわからない親たちへ

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君はひとりじゃない―ヤンキー先生の直球メッセージ

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ネスレ通販を利用した時の経験談

ネスレの通販を利用しました
住所を更新するのを忘れており、旧住所に送付されてしまいました
発送の案内をメールでいただいていたので到着しないなと思い
マイページを確認してようやく住所が間違っていたことに気が付き
電話で住所が誤っていたことを知らせ、今の住所に送っていただけるようお願いしました

が、すでにデータ処理がされ送付することはできないとの回答
キャンペーンでのパッケージ商品だったので
今、その時の価格で販売することはできないと付け加えられました

しかし、その日のうちに別の方からご連絡をいただき
改めて同じ商品を発送しますとお話しをいただきました

食品を扱っているので、物販の中でもルールは違うのかもしれませんが
生ものではありませんし、保存がきくものですので
商品の転送を検討いただいてもよかったのではないかと思います
すぐにご対応いただけましたが、商品が届くのを楽しみにしていますが
反面教師として、イレギュラーがあった時の対応を学ばせていただいたように感じます

 

ゲームのルールを変えろ――ネスレ日本トップが明かす新・日本的経営

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確かに社内でのルールはあると思います
商品の再発送をお知らせするメールには
また返送になった場合は、もう商品を送らない的なコメントも加筆されていました
いたずらや返品ロスも大きな課題であるとは思いますので
今回のネスレ通販の対応に疑問を感じるということもありません

ただ、丁寧にできることは丁寧にやらなければいけない
そう学んだ一件でした

 

顧客はサービスを買っている―顧客満足向上の鍵を握る事前期待のマネジメント

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卒業と進級が混在するこの時期に一番必要なこと

冬休みが明け、授業が再開しました
3年生は卒業後に向けて、ちょっと落ち着かない様子
進学するもの、就職するもの、何も決まっていないもの
年が明けてやはり直接身に染みてきている生徒が多いように感じます
ここからが職員にとっても本当の勝負
もう一歩踏み込むことができれば、この不安をもう一段階解消することができます

が、時間の経過は早いもの
また、追ってくるものの立場が強いもの
緊張と期待と不安と希望から、2年生たちの勢いが増してきています
進学先を決める、就職先を検討する
そんな後から後から押し寄せてくる波に職員たちも押されている雰囲気

出ていくものと、追ってくるもの
この両者が混在しているのが1~3月のこの時期
私たちはこの両者を睨みながら対応が求められます

進路を決めるのは大変な取り組みです
キャリアコンサルとは、決めることがけではなく
この先数年を見据えた人生設計を生徒本人と共有し
安心感を植えつつ、もし進路に迷うことがあれば、その先の示すことで
今はこの道と決断できる不安要素を取り除いていくことが求められます

案外、この作業は担任では難しいかもしれません
今まで対応してきた担任ではなく
三者である者が対応することも必要なのかと思います

 

 

先生とは何なのか?と考えさせられた一日

生徒に対して厳しく接しなければいけない場面で、
その厳しい対応ができない職員(先生)が多いのに驚きます
身内の恥をさらしてしまうようですが、
整列をしない、話をやめない、
そんな場面でも生徒に声をかけない職員がいます
気が付いた職員がやればいいのですが、
ある特定の職員だけがいつも大きな声を出していて
自分は関係ないとばかりに、その場から離れる
昨日もそんな光景が見え、残念な気持になっていました

そもそも、その教室にいない先生もいて
教科は教えることができたとしても
生徒指導は苦手という人が多くて驚きます
何のために先生になっているのか?そこから疑問が沸いてきます

先生とは何なのか?
教科を教えるノウハウだけで務まるものなのか?
私は教員免許も持っていませんし、
何も指導できる立場ではありませんが
声を出して生徒を動かすことはできます
生徒や保護者から信頼を得るための努力もしています
それもできない教員免許を持った職員がいます

先生とは何なのか?考えさせられた一日でした

 改めて読みたくなった一冊・・・

こころ (新潮文庫)

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