これでも通信制高校のキャンパス責任者です

通信制高校で働きながら、通信制高校の課題や気づきなどをアップしています。時々、自分の趣味の読書やマラソン、筋トレ、事業に関することなども記載しています。

学校に行きたくないなら、こんな場所もどうぞ!

今日から学校が始まった地域も多いと思います。
新聞やネットなど、
登校したくない気持ちの生徒に対するメッセージが沢山ありました。
行きたくないなら、行かなくて構わない。
道端にいるのではなく、
図書館や公民館など大人がいる場所に身をおいて欲しいと思います。

 

通信制高校に顔を出してくれてもいいと思います。
入学を勧められるのでは?と思うかもしれませんが、
学校に行きたくないので、と声をかけてくれれば、
カウンセラーや相談員が対応してくれるはずです。
 
学校、家庭の他に第三の場所が必要ですが、
通姿勢高校もぜひご活用下さい
きっと、身近な所にキャンパスがあると思います。
どこも開放的な作りになっていますし、
相談スペースなども充実しています
 
経験豊富な専門の職員も沢山います
お気軽に、通信制高校に顔を出してみてください
皆さんの力になれることが沢山あると思います
 

 

はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法

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同じ思いをしている人が必ずいます

学校に行きたくないと感じたとしても、

 

そんな自分はダメなんだと思う必要はありません。
そう言っても、責めてしまうこともあると思いますが、
責めてしまったとしても、
その後、別にいいじゃないかと開き直る事も必要。
 
これが難しいと言われてしまいますが、
案外自分の感情はコントロールできるものです
できるものだと思い込んでしまえばいいのです
 
学校に行くことが全てではない
辛い思い、苦しい感情など自分で立つことが厳しく感じる時、
自分と同じような気持ち、経験をしている人がいることを想像することです
もしくは、そんな人の事を思い出す事
本の世界でもいいと思います
 
自分ひとりでは決してありません
それはリアルな人間関係に限らず
マンガや本、ネットの世界でもいいと思います
自分の経験を共有してくれる人がいること
 
そうだよね、分かる、自分もそうだった
そんな言葉があるだけで、感情も大きく変化します
自分の気持ちが落ちてきている実感があれば
ちょっと頑張って思い出してみてはいかがでしょうか?
 
自分を責める気持が和らいでいくと思います
 
人によっては、それが学校の先生だったり
ある特定の友人だったり、保健室だったりします
学校はいかなければいけない場所ではなく
居場所になることもあるかもしれません
 

 

女子の人間関係

女子の人間関係

 

 

 

転校していくことを認めていない高校もある

通信制高校には転校してくる生徒もいます。
今通っている高校に通学することができなくなる、
又は目標・目的が今のままでは達成することができず転校してくる、
などなど、理由は転入生分存在します。
 
気を付けなければいけないのは、
転入生を受け入れることは随時行っている通信制高校でも、
転出を認めていない高校もあるようです。
 
生徒の事を考えると3年間で、
18歳で高校の課程が終わるようにしてあげられないものかと思うのですが、
入学した時の契約で、転出を認めていないという高校もあるようです。
 
その場合、一度退学してから入り直すとなり、
単位が取れている状況であれば編入学
未取得の場合は1年生からのやり直しとなります。
いずれにしろ入学時期が限定されるので、
3年間での卒業は叶わなくなります。
 
各高校側の考え方ですので、
その学則に従うべきことですが
生徒本人の将来の事を考えると、
もう少し柔軟な対応があってもいいのかなと感じます。
 
転入学を希望する方は、在籍している高校の制度を確認してください。
そして、先輩達で転出した人がいるのかどうかも
確認してみることをお勧めします
 

 

 

不登校の統計を見る

不登校は問題なのか?
そもそも学校は通わなければいけないのか?
そんな議論も聞こえてくるようになりました。
行かなくてよかったとのコメントが発表されている例もあり、
不登校は問題ではなく、選択肢という考え方も定着しつつあるように感じます。
 
文部科学省平成26年データでは、
不登校生徒数が最も多いのは中学生で、97,033人
これは全生徒数の2.76%となります。
 
不登校になったきっかけの調査もあり、
一番多い回答は、不安などの情緒不安定が27,302人
二番目に多い回答は、無気力で25,884人
三番目に多い回答は、いじめを除く友人関係をめぐる問題で14,925人
 
複数回答のアンケート結果もあり
これで統計的な傾向を掴んだとは言えません。
組み合わせの傾向を見る事ができれば、
何と何か組み合って、どのような傾向が見えてくるのか?
さらにつっこんだ分析が必要にも思えます。
 
不登校生徒
中学生97,033名に対して、高校生53,156名
この差、43,877名は高校に進学していないから
減少しているのか?という仮説も考えられます
 
通信制高校はここに学ぶ機会を作っていると言えます
 
その反面、手厚いフォローが不登校ではない生徒達にも
魅力的に映り、自分もしっかりしたフォローがある環境で
高校生活を送りたいと考え、進学を希望する場合もあります。
 
この意思意欲に対して、
中学校の進路指導も非常に大切になってくると感じます。
 

 

スラムダンク勝利学

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通信制高校と高等専修学校

 

 

出来る限り個別の事業に対応する努力をしています

私の勤める学校では個別の事情に合わせた対応をできる限り行っています。
 
間もなく前期末試験ですが、
教室で試験を受けることができない生徒に関しては、
職員室での受験を許可しています。
ただ、最近はこの職員室受験を間違った認識をして、
自分の都合に合わせて申出する生徒もいるようです。
 
本当に職員室受験が必要な生徒であっても、
受験する場所がない時もありました。
 
出来る限り、個別の事情に合わせて対応していますが、
時々、それは…と思う事もあります
そんな時は遠慮なく、教室で受験できるよね~と声をかけ、
席を譲っていただくこともあります。
 
だからと言って、その生徒に教室でいいじゃんとは思いません。
こちらからの声かけに応答してくれただけで、
きっと頑張って教室受験をしてくれたんだと思います
中には、こちらの話を無視する生徒もいますが…
協力してくれた生徒には、必ず戻ってくる場所を用意します。
 
試験は試験前からコンディション作りが必要です
担任の先生たちは試験前、心配な生徒に電話連絡をします。
学習の様子や前向きな気持ちになってもらえるように
励ましたり、お話ししたりしています。
 
私たちのできる限りはこんなことですが、
公平なスタンスと徹底的な声かけは継続して行いたいと思っています。
細かい事ですが、ここまでやるためには
ある程度の雇用環境を提供する必要があります
民間(私立)だからこそできることでもあります
 

 

ぼくらの七日間戦争 (角川つばさ文庫)

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個別相談で答えられないことがあります

体験入学で、どこまで個別に対応してくれるのか?
というご相談をいただきました。
 
どこまでというのが難しく、
ここまではやりますが、
ここからはできませんという線を引くような判断は難しい判断しました。
 
学校側も状況に応じて精一杯頑張ります。
ご本人にも、自分で学習を進めることができるように、

  

努力していただかなければいけません。
そしてご家族の方にもお力添えをいただかなければなりません。
 
三者が一体となった協力体制で学習環境を作っていく
そんな必要があると思っています。
状況に応じて、学校側ができることも変わっていきます、
ご本人も、ご家族も同じだと思います。
 
そこで、それぞれがカバーする努力をすることで、
学習を進めていく、学習できる環境を作っていく、
結果を出して、より本人のできる事を拡げていく、
 
そうお話しさせていただいたことで、
ご家族の方にも安心していただいたと思います
 

 

君に伝えたい! 学校や友達とのルール

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