これでも通信制高校のキャンパス責任者です

通信制高校で働きながら、通信制高校の課題や気づきなどをアップしています。時々、自分の趣味の読書やマラソン、筋トレ、事業に関することなども記載しています。

後期開始を迎えるにあたって

期テストも終わり、学校内では採点作業が行われています。
今月中には成績処理も一通り終わって、
10月からの後期授業開始準備が始まります。
 
前期→後期への移行はさほど大きな動きはないのですが、
後期の始まりは新年度準備の始まりも意味します。
10月からは4月に向けた取組みも裏側では行われています。
 
新年度準備と言えば、
新入生の受付や時間割、年間スケジュール、予算組等様々です。
学校業は在校生を中心とした見える仕事と、
半年先を見据えた見えない裏側の仕事があります。
次年度は今年度よりもっと充実した一年となるように、
様々な経験値をもとに創意工夫をしていきます。
 
学校業に携わる方だとお分かりかと思いますが、
年度毎のサイクルで動く学校運営は、
今年やり残したことは、
次年度まで待たなければいけない事があります。
だからこそ、抜ける事のないように、
出来る限りの手を尽くしてパンパンの年スケを考えてから、
少しずつ削除していくようにしています
 
この時期転校生が増えてきます
通信制高校は転校生を多く受け入れてきていますが
いつまでも受入可能とは限りません
10月から11月がリミットになるケースも多いようです
転校をご検討の方は、お急ぎください
 

 

自分の小さな「箱」から脱出する方法

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通信制高校に対する文部科学省ガイドラインの変更について

文部科学省から通信制高校に対するガイドラインが変更となります。
一番のポイントはメディアを使った学習に対するルール作りと思われます。

本来、メディアを活用した対面授業の必要時間に対する減免措置は、
何らかの事情により通学できない生徒に対しての特別な対処方法であって、
通信教育で学習する生徒一律で適応できるものではないというのが文部科学省の主張。

つまり、この通学できない生徒に対しての特別措置を、
通信制高校で学ぶ全ての生徒に適用させていませんか?
それはしてはいけませんよ、と言っていると解釈できます。

つまり、今までメディア学習を取り入れることにより、
対面授業数を減らすことができたルールを、
特別な生徒に限るというルールを上乗せしてきた形になります。

生徒数の増加や今後の成長性も関間みて、
今のうちに規制を強めておこうという感もありますが、
国の方向性として設定された以上、
現場ではなんとか対応する方法を考えなければいけません。

まだまだ成長が見込める通信制高校
だからこそのガイドライン変更とも考えられそうです。
しっかり対応していきたいと思っています。

 

 

君に伝えたい! 学校や友達とのルール

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心配しすぎないように

不登校を経験している方の保護者様は、
一様に「通学に対する不安」の相談をいただきます。
確かに、今通学できてないのに通学できるのか?という不安は当然です。
 
距離や通学方法に関する要素も加わって、
今よりも遠い場所への通学が3年間できるのか?
そんな不安を相談されることが多いです。
 
やってみないと分からないという事もありますが、
通学で躓く生徒は、ほぼいないので「心配しないでください」とお伝えしています。
そして、不登校を経験した生徒さんの方が、
出席率が良かったりもします(全員ではありませんが)。
学校生活に対する憧れやこだわり、
取り返そうとする意欲は人一倍強いように感じます。
 
私自身、高校生活は2時間の通学でしたが、
逆にこの通学時間が楽しく、ここで読書の習慣が付きました。
夏目漱石太宰治芥川龍之介など日本文学を
手にしては読破する通学時間を過ごしていました。
何らかの楽しみは見つけられるものです。
 
転ばぬ先の杖でありすぎないことも、
生徒が成長していく上で必要な事だとも思います

 

東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)

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通信制高校のガイドライン改定

通信制高校に対するガイドラインが変わります。
今まで視聴報告というNHKの講座を視聴した学習とレポートを行う事で、
対面授業の時間数を減免することができました。
 
この視聴するという学習に明確なルールができました。
今までは、必要な項目を抜粋して視聴し、
レポートの作成をするのが一般的な学習でしたが、
この抜粋するということが認められないというガイドラインになっています。
 
つまり、メディアを使った学習の場合、
全て見た上で、レポートを作成することで減免が認められる。
そんなガイドラインの設定となりました。
 
それができない場合は、減免することなく
対面授業で必要時間数を消化していくこととなります。
また、最初からメディアの視聴で減免することを前提としてはいけないともあります。
特別な事情により、個別対応した結果メディア学習が最善と判断した場合のみ有効で、
基本的には対面授業を行っていくこととなります。
対面授業を行う事ができるのは、
面接指導施設として認可されている校舎でなければなりません。
 
そんなガイドラインの変更でも、
しっかりと対応していきます。
 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

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中学生の進路決定時期

中学生の皆さんは進路を決定する時期となってきました。
前期末試験や学力テストなどの結果を見て、
最終的に学校を絞り担任の先生に申出します。
その時に、決められない生徒は改めて個別面談が行われるのも、
この時期となります。
 
中学校の先生に、学校の決定プロセスをヒアリングするのですが、
実際に決定に向けて動いている中学生の動向と、
ちょっとずれているなと思うことがあります。
 
先生たちにとっては、
決定時期=書類が出てくる時期と思っている事も多いようですが、
実際の生徒達の心の中は、
その数週間前から決まっている、
数カ月前から決まっている事の方が多いように感じます。
 
書類の提出時期で進路が決まっているのではなく生徒はもっと早めから動いています。
 
この時間差は大きく、
生徒さんの相談と先生のお答えがあっていないと親から相談を受けることもありました。
担任の先生も、もう少し進路決定の動向に気を配っていただければ、
もっとタイムリーな相談ができるようになるのかな?と感じています。
 

 

10年後の仕事図鑑

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転校を認めていない高校もある

転校を認めてない高校があることをご存知ですか?
私立高校の中には、
転校することを認めていない場合がありますので、
入学時にご確認いただいた方がよいかと思います。
 
今年の8月にある高校から4名の方が、転学の相談に来ました。
その後、別の保護者の方からもご相談のお電話をいただきました。
高校名をお聞きして、直ぐに気が付き、
まずは在学している学校に転校の相談をして下さいとお伝えしました。
 
転校を認めていないということは、退学して入り直すしか選択はなさそうです。
 
入学する時点で転学することなど考える人はいないと思いますが、
現実としてそのような事も起きています。
 
制度として見直していただきたいという気持ちもありますが、
今一度入学前にご確認いただく事も必要なのかもしれません。
 
 

通信制高校のテスト事情

通信制高校の必ずやならければいけないこと
これはレポートとスクーリングと試験
この3本柱は、どの学校に行っても変わりません
取組み方に特徴はありますが、必ず3本柱が存在していて
これをどうやってクリアしていくかが、学校の特徴となっています

私たちの学校でも定期試験が行われます
前期末テストを行っていますが、前期+後期で総合判定なので
後期で高得点を取れば単位が取れると解釈して
前期末テストを休む生徒がいます
これは大いに間違っています

テストだけではなく、レポートも総合判定の判断となりますので
レポートも通過する程度の点数では足りなくなります
スクーリングは既に終了しているので
この時点で既に前期末試験を欠席しても補えるくらいの
点数を取っていなければ、単位認定はかなり厳しいものとなります

精神的な理由で診断書を持ってくる場合もありますし
電車の遅延や体調不良、単純な寝坊など様々な理由で
テスト期間であっても遅刻欠席がありますが
せめてテストの一週間くらいは頑張って欲しい
1,2年生は多少融通を効かせるにしても
この融通を3年生になってまで当てにするのは恥ずかしいことと理解して欲しい

そんな正論と、臨機応変な対応力で
概ね大丈夫な範囲内での受験を促していく
そんな職員の労力は半端ないものだと分かって欲しいです

 

諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉

諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉