これでも通信制高校のキャンパス責任者です

通信制高校で働きながら、通信制高校の課題や気づきなどをアップしています。時々、自分の趣味の読書やマラソン、筋トレ、事業に関することなども記載しています。

心配しすぎないように

不登校を経験している方の保護者様は、
一様に「通学に対する不安」の相談をいただきます。
確かに、今通学できてないのに通学できるのか?という不安は当然です。
 
距離や通学方法に関する要素も加わって、
今よりも遠い場所への通学が3年間できるのか?
そんな不安を相談されることが多いです。
 
やってみないと分からないという事もありますが、
通学で躓く生徒は、ほぼいないので「心配しないでください」とお伝えしています。
そして、不登校を経験した生徒さんの方が、
出席率が良かったりもします(全員ではありませんが)。
学校生活に対する憧れやこだわり、
取り返そうとする意欲は人一倍強いように感じます。
 
私自身、高校生活は2時間の通学でしたが、
逆にこの通学時間が楽しく、ここで読書の習慣が付きました。
夏目漱石太宰治芥川龍之介など日本文学を
手にしては読破する通学時間を過ごしていました。
何らかの楽しみは見つけられるものです。
 
転ばぬ先の杖でありすぎないことも、
生徒が成長していく上で必要な事だとも思います

 

東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)

東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)