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<北海道で唐揚げをザンギとぶ由来は?違いはなに?>

 

北海道の食文化と言われているザンギ。でもこれってただの唐揚げじゃん!というご指摘もごもっともで、この違いはあるのか?ただ読み方が違うだけではないのか?そう思っている方と、これがザンギか~確かに違うな~と思っている方。北海道に来たなら、ザンギは食べている方多いと思いますが、素直な感想はきっとこんな感じだと思うんです。なので、ザンギと唐揚げの違いをちょっとまとめてみますね。

 

<・北海道で唐揚げをザンギと呼ぶのはナゼ?>

北海道のソウルフード!ザンギ発祥の地は釧路市だと言われています。昭和35年に骨付きの唐揚げにソースをつけて食べるメニューとして、ザーギーが登場しました。このソースに注目が集まり、鶏肉の唐揚げにオリジナルのソースをかけて食べることが定着し、ソースがどんどんと進化していくのがザンギ初期。このザーギーが発展してザンギという呼称を持ったという説、中国の唐揚げはザーチと言いますが、このザーチが北海道訛を纏ってザンギとなった説、細かく刻むことを千斬切(せえんざんき)と言うのですが、この千斬切がなまって省略されてザンギと調理法の変形が料理名として定着したとう説。結局結論はないようですが、北海道では飲食店でも学校でもスーパーでも、ザンギと言った方が話は早いです。勇気をもってザンギ下さいと言って下さい。きっとイメージ通りの商品が出てくるでしょう!!

 

<唐揚げとザンギの違い>

一般的な唐揚げは、醤油、お酒、みりん、ニンニク、ショウガの調味料に3~4時間程度浸しておいて、油で揚げていく方法。ザンギは正直申し上げて作り方はほぼ一緒。明確な違いは卵とソース。でも、これも各家庭の味ですので、ザンギ全てがこうだと言い切れないのですが、衣をまとわせるときに一度卵を通すのがザンギ行程では定番です。漬け込むタレには、唐揚げもザンギも違いはなく、衣をつける際に一度卵を通すとザンギ、そのまま漬け込んだ鶏肉に直接衣をつけていくのが唐揚げ。この違いがあります。唐揚げの衣や食感は「サクッ」ですが、ザンギは「ジューシー」という感想が多いかもしれません。卵問題、案外大きな違いなのかもしれませんね。

 

もう1つ。肉を漬け込むタレの隠し味としてソースを加える家庭が多いかと思います。これはザンギ発祥の地、釧路に由来するのですが、鶏肉とソースの相性の良さを見つけたのがザンギ発祥の地が誇る重要なポイント。このソース味をタレに落とし込んで、隠し味として一緒に漬け込むことで、より濃厚な味になっている。唐揚げは塩味でサクッといけますが、ザンギは濃厚な味として楽しまれています。この濃い味の正体は醤油ではなく、隠し味のソースだったのかもしれません。唐揚げとザンギの論争に方向性が見えてきたかと思いますが、北海道の人たちは概ね濃い味を好むとも言われています。厳しい冬の期間を乗り切るには、少量でも食べた感じのする、保存食を美味しく食べる工夫も重なって、濃い味となったのでしょう。こんな北海道民の口にあった味付けが、ザンギとして定着したのでしょう。


ザンギは冬の食べ物かもしれませんね。