これでも通信制高校のキャンパス責任者です

通信制高校で働きながら、通信制高校の課題や気づきなどをアップしています。時々、自分の趣味の読書やマラソン、筋トレ、事業に関することなども記載しています。

:要支援1と判定された時から、やるべきこととは?

介護認定には要支援1~2、要介護1~5の7段階がありますが、介護認定の入口となる要支援1は、一見認定外の方と見分けが付かないほど元気で、足取りもしっかりしている方が多いようです。だからと言って、そのままでは介護認定度が進行していくだけ。今のうちにやっておくべきことをまとめてみました

 

★要支援1と判定された時から、やるべきこととは?

 

◆要支援1とはどのような症状なのか?

要支援とは、介護を受ける必要はないけれど、日常生活の中で一部の動作や行動に何らかの支援を必要とする状態をいいます。料理や排泄は全く問題ないけれど、立ち上がる動作に支えが必要だったり、段差をうまく乗り越えることができないなど、ごく一部の動作に支援を必要としている状態です。このまま放っておくと、要介護の状態には早く到達してしまう可能性が高いため、歩行訓練や筋力アップなどを目的としたデイサービスなどで身体機能の維持向上に努めていくことが推奨されています。

 

◆要介護1から要支援2へ移行するポイントは?

日常生活を送る上で、多少の不便はあるものの、自立した生活を送ることができるというレベルは要支援1も2も変わりありません。要支援1の方が、病気や怪我などで精神的に不安定な時間が増えていくことが、要支援2へ移行する一番多いきっかけになっているようです。また、要支援1と2を比較したときに、支援に必要な時間が多くかかるようになってくることから。この支援にかかる時間は、判定の要素になっているとも言えます。ここから考えると、要支援1の状態をより長く維持し、介護度の進行を食い止めていくには、怪我や病気にかからなないこと。普段の生活を規則正しく、適度な運動でつまづきや踏み外しなどの怪我となるきっかけを起こさせないことが大切です。

 

◆要支援1の方が受けられる介護サービスとは?

要支援1や2の方が受けることのできる介護サービスは、心身機能の維持向上、改善することによって自立した日常生活を送ることを目的としています。要介護にならないことが一番の目的だと言えます。デイサービスでのレクリエーションや、短時間型のリハビリ特化型デイサービスで運動するなどの支援を受けることができます。要支援1と2の違いは、その支援サービスを受ける量の違いで、要支援1の方で月5万円程度なのに対し、要支援2は月10万円程度となります。もっとも軽度な介護度の要支援1の状態を少しでも長く維持し、自立した日常生活を送ることが、本人にとっても、ご家族にとっても、自治体や国にとっても一番の思いではないでしょうか?

 

◆要支援1でも介護補家を積極的に利用しましょう

冒頭にも触れましたが、要支援1の方は日常生活の一部に支援が必要なだけで、普段目にする姿からは介護認定を受けているとは思わないことが多いものです。また、ご本人にとっても介護認定を受けることに対して抵抗が強い場合もあり、「そんなに弱っていない」「老人扱いして欲しくない」など感情的に拒否してくるケースも見受けられます。しかし、このまま放っておくと、想像以上に介護度の進行が早く、アッという間に要介護の状態になりかねません。本人ばかりではなく、ご家族の方にとっても精神的、経済的な負担が軽減できるでしょう。介護保険を的確に活用していくためにも、その時になってから話をするのではなく、元気なうちから会話に盛り込んでみる、通っている方のお話しをしてみるなど身近なものと感じることができるようなきっかけを作っいくことが大切です

 

◆要支援1を維持するに効果的な歩行訓練

要支援1の判定を受けたとき、一番効果的な運動メニューは歩行訓練だと言われています。高齢者の怪我で最も多いの原因は、躓きによる転倒という点から歩行かいかに大切かが分かります。歩くことに自信がなくなってくると、自宅でじっと動かない生活時間が増えていきますが、生活不活発病へと繋がってしまいます。歩行は生活の中心であり肉体的にも精神的にも非常に大きな影響力をもっています。歩くことに心配がなければ、家事や庭いじりなど自宅でも活発に行動することができます。買い物にも出ることで、社会との接点も持つことことができるでしょう。

 

要支援1の認定を受けることで、自信を失ってしまう方も多くいらっしゃいます。そんな時こそ、デイサービスに出向き、その道のプロの方から沢山の励ましを受けること、同じような境遇の友人を作って声を掛け合うことが大切です。自宅でひっそりとした時間も必要ですが、介護保険を活用したサービスを利用して、心も体もケアしていく必要があるのです。