相続の争いとは?

家族に不幸が訪れた場合、相続が発生していきます。
この相続には生命保険金の請求、銀行預金の解約、
不動産登記の変更など相続手続きと言われる手続きに各関係機関に必要な書類と確認すると、
「亡くなった方の、生まれてから亡くなるまでの全ての戸籍謄本を提出してください」と言われることがあります。
そもそも戸籍謄本とは一人につき一種類ではないのでしょうか?
戸籍謄本の全てとは何を言うのか?
相続で最初に戸惑うポイントでもありますので、詳しくまとめていきたいと思います。

◆相続で争いとなる可能性を考えてみる

自分にとって縁が薄い、関係性が薄い方は、相手から見ても同じことです。
このような方に、相続の手続きを依頼するわけですから、
どんな方であっても戸惑い、驚くことは間違いありません。
しかも、その内容が放棄であれば、何か秘密裡に進んでいるのではないかと疑心暗鬼を招き、
争い事となることは容易に想像ができます。
誰でも知らない相手とお金の話をするのは怖いものですが、
される側にとっても同じ気持ちのはずです。
しかも、その意思表示には書類への署名と実印が必要になりますので
、慎重になってしかるべき事態です。
これは、状況をよく把握している家族内でも同じ事態が起きることが多く
、財産が欲しいのではなく、署名捺印に対する不安が先行しているのです。
状況や内容を把握できていないものに、実印は捺せません。
この当たり前の気持ちが、身内が亡くなったという非常事態に拍車をかけ、
感情的なスイッチに繋がってしまうことが多いものです。
財産の相続が争いへと発展する最も代表的なケースです。

 

◆大切なのは相続の状況を説明すること

この書類の内容について説明して欲しいという要望は、
実印を求められた際に必ず抱く疑問です。
しかし、依頼する側の感情としては、
この人はもしかしたら相続財産の要求してくるのではないだろうか?
という気持ちになり、嘘をついたり隠し事をしてしまう事態へと発展します。
相手は書類に対して疑問を持っているだけで、
相続財産を求めているのではないという状況認識の薄れが、
争いを招いてしまうのです。状況を教えて欲しいという要望は、
手続きの正当性を確認したいだけで、相手は財産の額など考えていないことが殆どです。
情報提供を求めているに過ぎないのですから、正確に伝えることが最優先となります。

 

◆相続は敵対関係ではないと理解する

ドラマなどでは、骨肉の争いを見てきていますが、
相続の対象となっている方は敵ではありません。
しかし、多くの財産を欲しがってくるのではないかという不安から、敵対心を抱きがちです。

少な目に話をしてしまうことや、敢えてわかりにくい説明をしてしまうなどしてしまうのです。
相続放棄をお願いする側としても、
争いを好んでいるわけではありませんし、敵対する必要もないのです。
過小評価や過少申告を信じてくれればいいのですが、
たいていは自分で価格を調べて信ぴょう性を確認しますので、
うそは必ずばれます。相続放棄に対しても、
弁護士や司法書士に相談をして状況の確認を行ったうえで、
さらに詳しい説明を求めてくることになるでしょう。
自分をだまそうとしていると感じてしまった場合は、
怒りを誘ってしまい相続に関する争いへと発展してしまいます。

 

◆相続が招く争いを避ける

相手に怒りの感情が芽生えてしまった場合、
相続放棄のお願い処ではなくなります。
話し合いに応じてくれなくなる、
電話にも出てもらえなくなるなど状況はさらに悪化していくことでしょう。
第三者の視点から考えると、自分はおかしなことをしているとすぐに感じるものですが、
お金を守ろうとすると、相続が招く争いの罠に入り込んでしまいます。
相続で争いを起こさないためにも、財産の公開は当然ですが、
第三者を入れることで公平性を維持することもできます。
相手は決して敵ではありませんし、相続は当然の権利でもあります。
自ら争いを招く罠に入り込むこののないように、冷静は判断と行動が求められます。