これでも通信制高校のキャンパス責任者です

通信制高校で働きながら、通信制高校の課題や気づきなどをアップしています。時々、自分の趣味の読書やマラソン、筋トレ、事業に関することなども記載しています。

一貫したキャリア形成を考える

新卒が入社してきて早1ヶ月。
これから始まるGW以降出社拒否となる新卒さんも多い。
私が学校で働いていた頃は、GW前後で卒業生を呼び出したり、
会社訪問をしてコンタクトを取るようにしていました。
その様子で、大体辞めるか否かも感じ取れたものでした。

終身雇用がないという意識は
学生たちの就労感覚を希薄なものにしていきますが、
終身雇用がない会社であっても
終身雇用のような働き方を要望する会社もあって、
新卒を取り巻く就業環境は複雑を極めています。

福祉を学んで建築にいたり、
デザインを学んで経理にいたりと、
学校で学んだことが、会社の適所となることは約束されず、
また本人にとっても、適材である場合もあります

積み上げていくキャリア形成も大切ですが、
終身雇用を前提としないキャリア形成を考えたとき、
2つの選択肢をいつも考えます。

会社にとって必要な人材となるのか?
職業人として必要とされる人材になるのか?

会社にとって必要な人材になる場合は、
当然会社という生き物を育てていくことになるので、
自分もその土壌で育っていくという感覚が必要でしょう

職業人としての生き方であれば、
個人事業主としての覚悟とともに自己管理をしながら、
厳しく自分を高めていく生き方が求められます
イチロー選手や、サッカー選手たちのように、
自分の高みを求めてステップアップしていくイメージ

一番の問題はどっちつかずで転職すること
それは自分はどのような生き方がいいのか?
積み上げ型がいいのか、職業人型がいいのか?
経験と実績を積んでいく機会がなくなっているのもありそうです
上級学校ではこんな選択肢を沢山経験できればいいなと思うのです
大学の転校もありえるかもしれませんし、
転学も可能性があるのかもしれません
学費は考えないことを前提として・・・

キャリア型と職業型
両方が混ざり合って成り立っているのが会社なので
良し悪しをつけるものではないのですが
どのような生き方を選択するのか?
両方経験してから、決めてみても良いのだと思います。